社会人にとって、働きながら勉強をするのは、時間もないし、体力的にも大変ですね。
だからこそ、集中して勉強することが必要です。
どうしたら集中力がアップするのか、その方法を検証してみましょう。
目次
どうして集中できないのか?
集中して勉強しようと思っても、スマホをいじり始めたり、片づけを始めてしまったりと、
つい他のことをし始めることがあると思います。
脳科学者 中野信子先生によると、
集中できない=脳が散らかっている状態だそうです。
机の上がものでいっぱいだと作業ができませんね。
脳の中もそれと同じだそうです。

集中するには?脳の準備運動
それでは、どうすれば集中できる脳になるのでしょうか?
それには、前頭前野を鍛えることが大切だそうです。
その方法は、下記の簡単なゲームが有効だそうです。
例えば、
- 数字がどんどん現れる画面を見て2つ前に出た数字と同じ数字が出たら手をたたく
- 3つの関連性のない単語を使って一文を作る
前者は、ずっと数字だけを見て他のことを見ないことで生まれる集中力、
後者は、できた!嬉しい!と脳が喜びを感じることで生まれる集中力なのだそうです。
自分はどのタイプ?自分のベスト2W2Hを知ろう
いざ集中!でも、実は、人によって集中力が高まる条件は違うのです。
集中力アップの条件、2W2Hというものがあります。
- ①When…時間帯 朝型か夜型か
- ②Where…勉強する場所
- ③Hour…集中する時間
- ④Hungry…食べるか食べないか
①は、朝早く起きて勉強するか、夜中に頑張るか、
人によって向く時間帯があるようです。
②は、おおよそですが、マイペースな人は自分の部屋、
寂しがりやの人は家族のいるリビングなど、
競争心が強い人は、他の人も勉強している図書館などが合うそうです。
③は、大人でも本当に集中できるのは15分と言われています。
個人差もあると思いますので、自分の集中できる最適な時間を見つけましょう。
④は、勉強するとき、お腹が満たされたほうが集中しやすいか、
それとも、空腹のほうが集中しやすいかということです。
色々試してみて、自分に合ったスタイルを見つけられるといいですね。
勉強の集中力をさらにアップさせるポイント
①休憩の取り方のコツ
鉄則は「休憩は問題の途中で入れる」。
え?と思う方が多いと思います。
パソコンで例えると、
問題を解き終わった区切りのいいところで休憩をとるのはシャットダウン、
問題を解いている途中で入れるのはスリープ状態なのだそうです。
シャットダウンから立ち上げるのは時間がかかるけれど、
スリープならすぐに作動できるということ。
問題の途中だと休憩中も気になるので、
休憩後もやる気が持続するというわけです。
②問題数でなく時間で区切る
○問解いたら休憩、と問題数で区切るのではなく、30分やったら休憩、
と問題途中でも時間で区切ることによって、前述のスリープ状態が保て、
かつ、時間の感覚もつかめ一石二鳥となります。
③目標をしっかり持つ
例えば、資格試験だったら「絶対合格する」など、
勉強をする目標をしっかり掲げ、強い意志を保つことが何より大切です。
社会人が仕事をしながら勉強をするのは、本当に大変です。
しかし、向上心を持って、新たなことを学ぶことは、いつになっても自分のためになります。
自分に合った集中力アップの勉強法を見つけ、効率的にレベルアップしていきましょう。